ソニー系とサンアスタリスク、NFTの共同出資会社
ソニーネットワークコミュニケーションズは11日、企業向けソフトウエア開発のSun Asterisk(サンアスタリスク)と、ゲームやアートといったコンテンツを改ざんやコピーが難しい形でデジタル化できる非代替性トークン(NFT)の共同出資会社をシンガポールに設立したと発表した。NFTに関する開発受託のほか、企業向けコンサルティングも提供する。ソニーグループ内外のニーズを見込む。
新会社名は「ソニー ネットワーク コミュニケーションズ シンガポール」。資本金は120万シンガポールドル(約1億1千万円)。ソニーネットワークが70%、サンアスタリスクが30%をそれぞれ出資する。
ソニーネットは2020年にサンアスタリスクに少額出資しており、以前から協業関係にあった。ソニーネットの通信事業でのノウハウと、サンアスタリスクが持つソフトの開発や運用力を活用する。新会社を通じて「(ブロックチェーンを活用した次世代型インターネットの)Web3(ウェブスリー)の世界において創出される多様な経済圏への貢献を目指す」(ソニーネット)としている。