日本KFC、4~6月期純利益16倍13億円 協力金など寄与

日本KFCホールディングスが11日発表した2021年4~6月期の連結決算は、純利益が13億円と前年同期に比べ16倍になった。休業店舗が減ったことや巣ごもり消費で宅配や持ち帰り販売が好調だったほか、各自治体からの時短協力金として、8億1600万円を営業外収益に計上したことが寄与した。
売上高は12%増の220億円、営業利益は11%増の14億円だった。20年4~6月期は一度目の緊急事態宣言が発令され、休業する店舗も多かった。21年4~6月期に11店を新規出店したことに加え、緊急事態宣言下でも休業店は少なく、店内飲食の営業時間短縮を求められた店舗でも宅配や持ち帰り販売は継続して営業できた。
21年4~6月の既存店売上高は前年同期比1%増だった。デリバリーサービス実施店舗を増やし、新型コロナウイルス下の巣ごもり需要を取り込んでいる。
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