出前館の最終赤字42億円に縮小、広告宣伝抑制 9~11月 - 日本経済新聞
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出前館の最終赤字42億円に縮小、広告宣伝抑制 9~11月

出前館が11日発表した2022年9~11月期連結決算は最終損益が42億円の赤字(前年同期は89億円の赤字)だった。広告宣伝に大量投資する戦略を見直し、赤字幅が縮小した。一方で配達員への報酬がかさみ、黒字転換には至らなかった。

売上高は前年同期比18%増の121億円だった。22年11月末時点のアクティブユーザー数は846万人と前年同期比9%増えた。巣ごもり需要は一巡しており、増収幅は前年同期の2倍強より縮小した。

営業損益は42億円の赤字(前年同期は89億円の赤字)。販売費及び一般管理費を前年同期比32%減の64億円に抑えた。従来は広告や値引き企画などに大量投資していたが、巣ごもり需要が落ち着き、業界の競争が一巡したため抑制した。一方で業務委託の配達員に払う報酬など売上原価は1%増の99億円だった。

23年8月期中に配達員の1割を占めるアルバイト雇用を業務委託などに切り替え、自前の配達拠点も閉鎖して固定費を減らす。人件費や配達拠点の家賃などは23年8月期に約15億円と前期より7割減らし、24年8月期にはゼロにする。

23年8月期の業績予想は据え置いた。売上高は23~31%増の580億~620億円、営業損益は190億~210億円の赤字(前期は362億円の赤字)を見込む。最終損益の見通しは開示していない。

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