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新興国融資の五常、個人から資金調達 22年に数十億円

新興国向け小口融資の五常・アンド・カンパニー(東京・渋谷)が融資型クラウドファンディングで2022年に数十億円を調達する。カンボジアなど新興国の小規模事業者への融資に活用する。五常は株式発行を通じた資金調達額が累計で150億円近く、銀行からの借り入れに加え個人を対象とした調達手法に多角化させる狙いがありそうだ。

個人が企業に貸し付け投資ができるファンズ(東京・港)を活用し、個人投資家の募集をはじめた。まず3月上旬までをめどに2億円を募集する。運用期間は1年間で、投資家利回りは年率2.5%を予定する。2度目以降の募集は運用期間を1年半や2年と長くすることを検討しており、22年内に数十億円規模の資金を集める計画だ。

ファンズでは資金需要に合わせて数億円単位で資金調達を実施することが可能だ。五常の慎泰俊代表は「タイミングに応じて調達でき、需要に合わせることで調達を効率化できる」と指摘する。

株式をベンチャーキャピタル(VC)や事業会社に割り当てて資金調達する第三者割当増資を避けたいという思惑もありそうだ。スタートアップで一般的な調達手法だが、既存株主の持ち株比率が下がるなど欠点もある。五常はこれまで金融機関からの借り入れも実施してきたが「今後はデット(借り入れ)調達を多様化して金額も増やしたい」(慎代表)という。

五常は21年にも、Siiibo証券(シーボ証券、同・中央)と組み50人未満の投資家を対象に発行する社債の一種「少人数私募債」で資金調達していた。ファンズと組むことで調達手法をさらに多角化する。

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