JDIの東浦工場、23年3月に生産終了 譲渡に向け協議

ジャパンディスプレイ(JDI)は10日、東浦工場(愛知県東浦町)の生産を2023年3月に終了すると発表した。東浦工場の生産ラインは小型ガラス基板を使っており、大型基板に比べ生産性が低かった。同工場が手掛ける仮想現実(VR)ゴーグルや自動車向けなど一部製品は他の拠点に生産を移管するほか、従業員も他拠点に配置転換する。生産終了後の土地や建屋は譲渡に向けて協議を進めている。
東浦工場は3.5世代(600ミリメートル×720ミリメートル)のガラス基板を使う生産ラインで、小型のディスプレーを生産していた。4月末時点の従業員数は259人。生産終了でJDIの国内工場は3拠点になる。生産停止に関連する費用は23年3月期に計上するが、金額は精査中としている。
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