クミアイ化、11~7月純利益40%増 南米向け除草剤好調
クミアイ化学工業が10日発表した2020年11月~21年7月期の連結決算は、純利益が前年同期比40%増の63億円だった。米国やブラジル、アルゼンチンで大豆や小麦などの畑作で使う除草剤の出荷が前年を大きく上回り、国内でも農薬需要が堅調だった。
売上高は11%増の885億円、営業利益は18%増の68億円だった。新たに投入したイネ用殺菌剤の販売が堅調で、売上高の約8割を占める農薬関連事業は営業利益が23%増えた。一方、化成品事業の営業利益はタイで樹脂やゴムの強化などに使う化学品生産のプラント稼働開始に伴う減価償却費の増加や、ナフサの原料高により33%減った。
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