会社と社員、変革500年史 能率主義・戦争・多様性
カイシャの未来
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人は何のために働くのだろうか。会社と社員の関係は資本主義の発展とともに、そのあり方を変えてきた。約500年前に工場で働く賃金労働者が生まれて以降、産業革命による機械化を経て労働者を数値で管理する手法が大企業で広まった。近年はデジタル化に伴いそれに対応する人材が求められる中、労働者間の格差も拡大。多様な人材をいかに生かすかが問われている。歴史を振り返りながら、会社と社員の関係の将来像を探る。
人間...

株式会社が誕生してから約400年。社会を豊かにしてきた会社が岐路に立っている。利益を過度に追い株主に報いる経営姿勢に若者らがノーを突きつけ、社会への貢献や存在意義を明確に示すよう求め始めた。会社と社会。語源が同じと伝えられる2つの言葉が今、再び重なり合うときを迎えている。
【特集】会社と社員、変革500年史 能率主義・戦争・多様性