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「DXや5Gで利益率8%台を」 NECネッツエスアイ社長

日経クロステック

NECネッツエスアイは2021年3月期の決算会見を7日に開いた。売上高は前期比11.7%増の3391億円、営業利益は同57.4%増の256億円と増収増益で、いずれも過去最高を更新した。

22年3月期は、売上高は同5.6%減の3200億円、営業利益は同1.7%増の260億円の減収増益を見込む。小中学生に1人1台の学習用パソコンを配布する「GIGAスクール構想」需要の反動減により減収予想だが、牛島祐之社長は「デジタルトランスフォーメーション(DX)や(高速通信規格)『5G』など高付加価値分野への注力で営業利益率を(通期で)8%台に上げる」と利益成長への意欲を見せた。

足元の事業環境については「新型コロナ(ウイルス)の影響により企業の不急の情報通信技術(ICT)投資は抑制されているが、DXは加速する」(牛島社長)との見立てだ。中小企業の顧客が大幅に増えたことで、DX関連の受注高は21年3月期に前期比2倍強の約130億円に伸びた。22年3月期は既存顧客にクラウド電話サービスの「Zoom Phone(ズームフォン)」や電子契約サービスの「DocuSign(ドキュサイン)」などの拡販を進め、300億円規模の受注を目指す。

5G領域では、KDDIなどとの連携を強化して基地局の整備・保守の需要を取り込む。企業が自社専用の5Gネットワークを構築する「ローカル5G」分野では、徳島県と日常業務や医療、防災、農業分野での利用に取り組む。効果的なシーンや利用方法などを検証し、本格的な事業化に向けた知見を蓄える計画だ。

(日経クロステック/日経コンピュータ 伊神賢人)

[日経クロステック 2021年5月7日掲載]

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