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日産化学の23年3月期、営業益下振れ 半導体材料が低調

日産化学は10日、2023年3月期の連結営業利益が前期比5%増の534億円になりそうだと発表した。半導体やディスプレー向け材料が落ち込み、従来予想から21億円下方修正した。政策保有株の売却による特別利益を1〜3月期に計上する予定で、純利益と年間配当の見通しは据え置いた。

売上高は10%増の2295億円と従来予想から47億円引き下げた。スマートフォンやパソコンの需要減が響き、半導体やディスプレー材料を手掛ける機能性材料事業が減速する。同事業の営業利益は5%減の262億円を見込み、従来予想から41億円引き下げた。研究費が想定より膨らむことも織り込んだ。

農業化学品事業の営業利益は30%増の235億円と従来予想から16億円引き上げた。除草剤で国内の値上げ前に駆け込み需要が発生したほか、輸出も堅調だ。

同日発表した22年4〜12月期の連結決算は、売上高が前年同期比13%増の1592億円、純利益が20%増の307億円だった。

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