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ゼネコン大手が3社減益 22年3月期、資材高響く

ゼネコン大手4社の2022年3月期連結決算が13日出そろい、鹿島を除く3社の純利益が前の期実績を下回った。競争激化で大型建築工事の受注時の採算が悪化したところに資材高が加わり利益を押し下げた。23年3月期は鹿島、大成建設の2社が減益を見込む。資材高が本格化し一段と下振れする可能性がある。

大成建の22年3月期の純利益は前の期比23%減の714億円だった。東京五輪需要などの活況を背景に18年3月期~20年3月期まで高水準の利益が続いたが、15年3月期以来の水準に落ち込んだ。大林組の純利益は60%減の391億円、清水建設は38%減の477億円だった。清水建は年間配当を23円と前の期より7円減らす。

採算が悪化しているのは、19年ごろから受注競争が激化していたところに、資材高が進んでいるためだ。日本建設業連合会によると21年初~22年春にオフィスビルの構造材などに使われるH形鋼や異形棒鋼の価格は5割上がった。原油価格高騰で建機の燃料や輸送コストも割高となる。

一方、鹿島の純利益は5%増の1038億円だった。北米などで手がける物流倉庫の開発事業が好調だった。海外の開発事業について内田顕取締役専務執行役員は「今期も前期並みの引き合いが見込める」と語る。年間配当は58円と4円増やす。

23年3月期は鹿島、大成建が減益を見込む。増益を計画する清水建、大林組も含め、本業の採算を示す完成工事総利益率(単体)は低下傾向にある。資材高の影響が本格化する見通しで、大成建の桜井滋之副社長は「大型プロジェクトで価格交渉が長引いており、受注の後ずれなど影響が出ている」と話す。

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