ゼンショーHDの4~9月、純利益14%増 牛丼・寿司好調

ゼンショーホールディングスが11日発表した2022年4~9月期の連結決算は、純利益が前年同期比14%増の73億円だった。主力牛丼店「すき家」の既存店売上高は9%増だった。「はま寿司」なども好調だった。
売上高は19%増の3757億円だった。すき家は21年12月の値上げや「すきやき牛丼」など高価格帯の新商品を投入した効果で4~9月の客単価が10%上昇した。はま寿司は人気のマグロやサーモンの寿司を値上げせずに提供し、積極的なフェアメニューの導入が奏功した。
営業利益は6%減の81億円。前年同期は新型コロナウイルス禍の休業中にかかっていた人件費や賃料など111億円を特別損失として計上した。こうした費用を23年3月期から営業段階で計上している影響が大きい。
23年3月期通期の純利益は前期比1%増の140億円とする従来予想を据え置いた。