国産ワクチン開発へ新組織 「官民学連携で巻き返す」
SCARDAプロボスト 古賀淳一氏
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感染症に対する国産ワクチン開発の司令塔となる組織「SCARDA(スカーダ)」が3月下旬、日本医療研究開発機構(AMED)内に新設された。新型コロナウイルスのワクチン開発の遅れへの反省を踏まえた取り組みだ。約1500億円の基金を活用し、基礎研究から実用化まで一貫して支援する。センター長を補佐する現場の実質的責任者、プロボストに就任した古賀淳一氏に国産ワクチン開発の課題を聞いた。
――新型コロナウイ...
