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ルネサス、米AI関連のスタートアップ買収

ルネサスエレクトロニクスは9日、機械学習のモデル開発などを手掛ける米スタートアップのリアリティーAIを買収すると発表した。買収額は非公表。リアリティーAIは音など視覚以外のセンサーで取得したデータの解析に強みを持つ。ルネサスのマイコンと組み合わせて、人工知能(AI)の活用を進める産業、自動車向けに提供する。

ルネサスは機器を制御するマイコンを手掛けてきたが、AIを活用する際のソフトウエアは外部のパートナーから提供していた。リアリティーAIの買収で、同社の開発環境や推論ソフトなどを合わせて提供可能になる。高効率で安全性の高いIoT機器などでのマイコン採用を伸ばす狙いがある。買収完了は2022年末を計画する。買収原資はルネサスの手元現金で賄う。

リアリティーAIは2016年に設立したスタートアップで、機械学習モデルやその開発環境を企業に提供している。強みとするのは、センサーなど情報の収集端末が解析や学習まで担う「組み込みAI」の分野だ。工場の異音検出や自動車の音声認識などで活用される。すでに車載半導体の独インフィニオンテクノロジーズや富士通の製品にも採用されている。

産業用IoTのマイコンでは、スイスのSTマイクロエレクトロニクスなどが強みを持っている。機械学習をはじめとするAIの活用に向け、センサーなどの機器に求められる仕事はデータ収集だけなく解析、学習などに広がってきた。半導体もハードの性能だけでなく、開発、製造に有利なソフトを提供できるのかも問われるようになっている。

ルネサスの柴田英利社長は今回の買収で「(AIとIoTを組み合わせた)AIoTソリューションのリーディングプロバイダー(有力企業)としての地位を高めていく」とコメントした。

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