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エアバス、CO2排出25%減の小型機公開 アジアで攻勢

欧州エアバスが小型航空機でアジア市場に攻勢をかける。9日、最新の小型機「A220」を報道陣に公開した。カナダのボンバルディアから小型機事業を買収して開発した。二酸化炭素(CO2)の排出量を同規模の小型機に比べて25%減らすなど環境性能を高めつつ、一部の大型機の水準まで航続距離を伸ばし、更新需要をねらう。

公開したのはラトビアのエア・バルティックに引き渡した150席の機体。日本などアジアの航空会社への導入に向けた商談のため、3年ぶりに東京など主要都市を巡回している。150席以上あるエアバスの主力機「A320」に比べ、席数が100~150席と小型だ。今後の市場をけん引するアジアに向け、都市間と国際間両方に向く点などを訴求する。

新型エンジンを採用したほか、炭素繊維を採用して機体を軽量化してCO2排出量を減らした。騒音も半分に削減した。一方、客室は天井を高くしたり壁を床に対して垂直にしたりして空間を広く使えるよう工夫した。席の上の荷物棚は「乗客の荷物が1人1つ分入る」(エアバス)。エコノミークラスの席は幅18インチ以上と同クラスで最も広い。飛行時間が長い国際線でも乗客が快適に過ごせるようにした。

航空機市場は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、大陸間を飛ぶ大型機の稼働回復が遅れているものの、欧州や米国で域内・国内を飛ぶ中小型機はコロナ前の水準に戻りつつある。

米ボーイングは中小型機を手掛けるブラジル大手エンブラエル買収を計画したものの、コロナによる需要減を背景に撤回した。エアバスのA220の受注は伸び続けている。22年1~3月は72機と21年通年の2倍近くだ。ロシアによるウクライナ侵攻で原油価格が高騰し、燃費性能を重視した小型機の更新需要も増えるとみる。生産も足元の月間6機から20年代半ばには最大14機に増やしたい考えだ。

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