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サッポロビール、ベア9000円で妥結 春季労使交渉

サッポロビールは9日、2023年の春季労使交渉で基本給を底上げするベースアップ(ベア)を月額9000円とすると発表した。労働組合の要求に満額で回答した。定期昇給などをあわせた賃上げ率は組合員平均で5.7%になる。

対象は約2500人。ベア実施は18年以来5年ぶりとなる。賃上げ率は連合の求める5%を上回る水準とした。サッポロビールは「物価高騰や賃上げの必要性が高まっている社会情勢を考慮した」という。

23年4月入社の新入社員の初任給も大卒で1万5000円引き上げ、23万円にする。上げ幅は7%。

酒類業界では8日にサントリーホールディングスがベアを含む7%の賃上げで妥結した。アサヒビールもベア含む5%の賃上げを表明している。

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賃上げは賃金水準を一律に引き上げるベースアップと、勤続年数が上がるごとに増える定期昇給からなる。2014年春季労使交渉(春闘)から政府が産業界に対し賃上げを求める「官製春闘」が始まった。産業界では正社員間でも賃金要求に差をつける「脱一律」の動きが広がる。年功序列モデルが崩れ、生産性向上のために成果や役割に応じて賃金に差をつける流れが強まり、一律での賃上げ要求の意義は薄れている。

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