フジテック、純利益18%増に上方修正 22年3月期
フジテックは8日、2022年3月期通期の連結純利益が前期比18%増の110億円になりそうだと発表した。従来予想(93億円)を上方修正した。日本や香港でのエレベーターの保守・リニューアル需要が好調に推移している。受取利息や為替差益の増加も寄与する。年間配当予想は10円積み増し、1株当たり70円(前期は同60円)とする。
売上高は10%増の1860億円を見込み、従来予想から20億円上振れする。中国での新設需要が想定より伸びる。営業利益も6%増の141億円と、従来予想から2億円増える見通し。原材料価格の高騰を受けて中国での採算が悪化するが、他地域での採算改善で補う。
併せて発表した21年4~12月期の連結決算は、純利益が前年同期比39%増の98億円だった。売上高は11%増の1370億円、営業利益は20%増の120億円だった。
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