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クモ型ロボ、下水道管を群れで検査 テムザックが開発

ロボット開発のテムザック(京都市)は下水道管のひび割れなどを検査するクモ型のロボを開発した。カメラなどを搭載した多足歩行型ロボで、従来は困難だった細い下水道管内部の検査に使える。複数台での連携作業にも対応する。下水道工事会社と実証を進め、2023年度の発売を目指す。

ロボの名称は「SPD1」。一般的な直径200~300ミリメートルの下水道管の内部検査に利用でき、直径に応じて8本の脚の開き方を変えて歩行する。従来のロボはタイヤで移動する方式が多く、直径200ミリメートルといった細い管への対応が難しかった。

複数台のロボの「群れ」による検査も可能だ。8日に開催した会見では3台のロボが連れだって管内を進む様子のデモを披露した。前方を把握したり、周囲のひび割れを確認したりする役割を分担させる想定だ。

役割分担の考え方を取り入れることで1台の重さを3.5キログラムに軽量化できた。持ち運びやすいことに加え、ロボの追加や故障時の取り換えが容易になる。インフラの検査に使う従来の多機能ロボは20~30キログラム程度のものが主流だった。

22年度内にも下水道工事会社と共同で、下水道管内での性能を検証する。常に水が流れ堆積物や汚染もある環境下で、水がどの程度まで流れていても正常に動作するかや耐久性を確かめる。23年度に本体や備品など一式で600万円で発売することを目指す。

テムザックの川久保勇次社長は「事故が発生しやすい過酷な現場は多い。『きつい作業はロボット、人はロボットの操作』という役割分担の可能性を示したい」と話す。下水道の長さは全国の合計で約49万キロメートルにのぼり、そのうち50年の耐用年数を過ぎた長さは2.5万キロメートルに達する。将来は下水道管以外の検査への応用も狙う。

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