スバル興業の23年1月期、一転最終増益 増配も
スバル興業は8日、2023年1月期の連結純利益が前期比5%増の31億円になりそうだと発表した。10%減の27億円と見込んでいた従来予想から一転増益となる。主力の道路関連事業で公共工事の受注が好調に推移し、採算も改善する。年間配当は前期比20円増の380円と従来予想から120円増やす。
売上高は4%減の277億円と従来予想から1600万円引き上げた。経常利益は7%増の47億円と6億6300万円上方修正した。価格以外に安全対策なども考慮して発注される総合評価方式に対応するため有資格者を増やすなどしており、受注確保につなげている。人件費や資材費が上昇しているが受注単価を引き上げて吸収する。道路の修繕工事などで想定よりも利益率の高い案件が増える。