サムスン、折り畳みスマホの新機種 日本でも発売

韓国サムスン電子の日本法人、サムスン電子ジャパン(東京・千代田)は8日、ディスプレー画面を折り畳めるスマートフォンの新機種を日本で29日に発売すると発表した。世界の一部地域では先行発売していた機種で、大型機種と小型機種の2機種をそろえる。高単価機種でシェア拡大を狙う。
画面サイズが7.6インチの「ギャラクシー Z フォールド4」と、6.7インチの「ギャラクシー Z フリップ4」を発売する。フォールド4はNTTドコモとKDDIから発売し、フリップ4は2社に加えて楽天モバイルでも取り扱う。価格はフリップ4を楽天モバイルから購入する場合、13万9800円。
画面を分割して複数のアプリを開き、上部画面では動画を見ながら下部画面ではメモを取るといった使い方ができる。米クアルコム製の最先端の半導体を搭載するほか、従来機種からカメラ性能や耐久性を向上させた。
折り畳みスマホは次世代の高単価機種として注目されている。香港の調査会社カウンターポイントによると、折り畳みスマホの2022年の世界出荷台数は前年比73%増の1600万台となる見込み。サムスンは22年上半期時点でシェア62%と首位に立つ。
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