ホンダ、寄居工場の生産減がやや改善へ 部品調達で
ホンダは8日、埼玉製作所の寄居工場(埼玉県寄居町)で12月に見込んでいた生産減の幅が、やや改善する見通しだと発表した。11月24日時点では、11月上旬の計画比3割減と見込んでいたが、2割減にとどまる見通しになった。半導体不足の影響による部品の調達難が、当初の想定より小規模に抑えられそうだという。ただ通常稼働には戻らず、依然として部品調達の不安定な状況は続く。
寄居工場ではミニバン「ステップワゴン」や「フリード」などを生産する。軽自動車「N-BOX」や多目的スポーツ車(SUV)「ヴェゼル」などを生産する鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)は通常稼働する。
ホンダは半導体不足などを理由に11月、2023年3月期の四輪車の世界販売台数を420万台から410万台に引き下げていた。
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