三菱ガス化学、高機能樹脂会社を子会社に
三菱ガス化学は8日、自動車や電子機器などの部品に使う高機能樹脂メーカー、三菱エンジニアリングプラスチックス(東京・港)を2023年4月3日付で持ち分法適用会社から子会社にすると発表した。折半出資する三菱ケミカルから一部株式を買い取り、出資比率を50%から75%に高める。
株式の取得額は非公表だが、「業績への影響は軽微」としている。
三菱エンジニアリングプラスチックスの21年3月期の売上高は862億円、純利益は6億6500万円だった。同社は自動車や電子機器、医療などで使われるポリカーボネート樹脂に強く、世界3位の13%のシェアをもつ。
ポリカーボネート樹脂は車の軽量化につながり、航続距離が伸びる効果が期待されている。三菱ガス化学は電気自動車(EV)向けなどで高まる需要を取り込む考え。
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