ソニー系格安スマホ、40ギガの新プラン 月額3980円

ソニーネットワークコミュニケーションズは8日、格安スマホサービス「NUROモバイル」で、月間データ通信量が40ギガ(ギガは10億)バイトで月額3980円の新プランの提供を発表した。外出時でもSNS(交流サイト)を長時間利用する若年層などの需要を取り込む。携帯利用者の乗り換えが多くなる春商戦に合わせ新プランを投入し、顧客獲得につなげる。
8日から新プラン「NEOプランW」の提供を開始した。使用しなかったデータ容量は翌月に繰り越せる。NUROモバイルは仮想移動体通信事業者(MVNO)で展開しており、利用者はNEOプランW申込時にNTTドコモ、au、ソフトバンクの3回線からいずれかを選択できる。

利便性の向上を図るサービスの提供も始める。3月下旬にはNUROモバイル専用のアプリを提供し、データ残量や支払い履歴を簡単に確認できるようにする。2023年度前半には、オンラインで端末の契約情報を書き換えられる「eSIM(イーシム)」をドコモ回線で提供を始める予定だ。
例年、春は携帯利用者の乗り換えが多くなる時期とされる。NUROモバイルでは22年春にも月間データ通信量が20ギガバイトで月額2090円の「NEOプラン Lite」を投入している。新たに大容量の新プランで価格優位性や通信品質を訴求し、顧客獲得を狙う。NUROモバイルの累計加入者数は過去2年間で2倍以上に増えたという。