森永乳業、家庭用チーズ再値上げ 10月から

森永乳業は8日、家庭用チーズやクリーミングパウダー「クリープ」など計39品を10月1日出荷分から値上げ、または内容量減による実質値上げをすると発表した。値上げする商品の引き上げ幅は4.8~12.5%で、実質値上げする商品は内容量を5.9~16.7%減らす。チーズは4月に続く値上げとなる。
世界的な需要の増加で輸入原料チーズの価格が高騰しているほか、包装資材や物流コストが上がっており、製品価格に転嫁する。
主力の「クラフト 切れてるチーズ」は希望小売価格(税別)を400円から450円に引き上げる。「クラフト スライスチーズ」は同400円から420円に引き上げ、内容量も現在の126グラムから112グラムに減らす。
クリーミングパウダーは6品、10.4~11.2%値上げする。同商品の値上げは2018年3月以来約4年半ぶり。「森永 クリープ」85グラムは同270円から300円に引き上げる。育児用食品も11品、5.6~6.3%値上げする。同商品の値上げは15年7月の発売以来初めて。

原材料価格や物流費の高騰を受け、食品・サービスなど幅広い分野で値上げの動きが広がっています。最新の記事をまとめました。
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