日立、「第3の年金」12万人に拡大 運用リスク労使で分担
【イブニングスクープ】
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日立製作所は企業年金の運用リスクを労使で分担する制度をグループ会社に全面導入する。12万人が対象となる。積み立て不足が発生して年金財政が悪化するのを避ける一方、企業が運用を担い従業員の資産形成を後押しする。企業か従業員のいずれかが負担する制度に加え、双方に持続可能な「第3の企業年金」が企業の有力な選択肢として広がる可能性がある。
日立が全面導入するのは「リスク分担型企業年金」と呼ばれる制度で、国...