マジックモーメント、追加発注や解約の兆し予測

営業支援システムのMagic Moment(マジックモーメント、東京・港)は、クラウドシステムなどのサービス利用状況をリアルタイムで解析できる機能を開発した。利用者は顧客の利用頻度などを見て追加の受注につなげたり解約を防いだりする営業をかけやすくなる。顧客ごとの状態に合わせた営業活動をしたいと考えるクラウドシステムの販売企業などを支援する。
新機能は同社の営業支援システム「Magic Moment Playbook」上に追加した。クラウドで業務システムを提供するSaaS企業などに提供する。SaaS企業の顧客がサービスにどのくらいの頻度でログインしているかをリアルタイムで解析し、一定の状態を検知した際に適切な営業をかけられるように企業側に提案する。
例えば、サービスを試験利用している顧客が頻繁に活用していれば電話などで正式契約を促す。逆に毎日ログインしていた顧客のログイン頻度が下がってきたら早い段階で問題点を聞くなどして継続利用に向けて働きかけられる。一般的な営業では担当者がこまめに電話などで顧客の状態を把握しているが、自動で解析することで効率化したり精度を高めたりできるという。
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