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富士フイルム、欧州インクジェット企業買収 販路を拡大

富士フイルムは欧州の印刷装置メーカーを買収すると発表した。買収額は非公開。富士フイルムは2021年に米国と日本でインクジェット技術の導入を支援するサービスを始めており、買収先の販路を活用して欧州でもサービスを展開する。

富士フイルムの欧州子会社が30日付でリヒテンシュタインの印刷装置メーカー、ユニグラフィカの発行済み全株式を取得する。ユニグラフィカは1985年の設立で従業員数は12人。

同社が欧州を中心に20カ国に持つ販路を活用し、富士フイルムが2021年に始めた製造業向けにインクジェット技術の導入を支援する「フジフイルム・インテグレーテッド・インクジェット・ソリューションズ(FIIS)」を欧州でも始める。

FIISは製造業の生産ラインに合わせて富士フイルムのインクジェットシステムをカスタマイズして提供するサービス。商業印刷などで主流の版を使って紙に転写する「オフセット」式に対して、インクジェット式はデジタル制御できるため少量多品種の印刷がしやすいメリットがある。

日用品や食品のラベル印刷などで需要が高まっており、26年度までに同サービスの売上高を足元の5倍となる100億円に高めることを目指す。

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