パルプ対日価格、下げ鮮明 中国教育規制・電力不足響く
半年で2割安 製紙会社の値上げ交渉難航も
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印刷用紙や家庭紙の原料となる北米産パルプの日本向け価格の下落が鮮明になっている。10月積み価格は半年で2割弱安くなった。最大の輸入国である中国では政府主導の教育規制などの影響で印刷用紙の需要が低迷。電力不足で工場の操業が停止しパルプ需要も落ち込み、指標となる上海のパルプ先物価格が急落した。日本でも需要は振るわない。パルプを外部から買う中堅製紙会社は夏場のパルプ高を転嫁する製品値上げ交渉を進めてい...
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