パスコ、不適切会計の可能性 決算発表を延期
航空測量サービス大手でセコム子会社のパスコは7日、2021年3月期と22年3月期で利益を先送りする不適切な会計処理が行われた可能性があると発表した。社内調査委員会で調べたところ、各年度末に完了した案件の利益の一部を翌期に繰り越し、利益を操作していた事実が確認された。調査に時間を要するとして、2月8日に予定していた22年4〜12月期の決算発表を延期する。
7日の取締役会で、公認会計士ら外部の有識者で構成する特別調査委員会の設置を決議した。業績に与える影響は現在精査中だとしている。