相続節税、イタチごっこ 不動産「小口化」市場が急伸
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相続税の財産評価をめぐり、新しく編み出される節税スキームと国税当局のイタチごっこが繰り返されている。ここにきて都心オフィスビルなどを共同で所有する「不動産小口化商品」が急伸している。2015年の基礎控除縮小で中流層も課税対象になり、高齢者らの関心は高まる一方。節税効果に目を奪われ、リスクが過小評価される可能性もある。
東京・豊洲の商業ビル「セレサージュ豊洲」はコスモスイニシアが展開する不動産小口...

現代の日本、世界が直面する構造問題の根っこに一体なにがあるのか。未来志向の「解」を求めて、記者が舞台裏や歴史を徹底的に探ります。