リコー、22年4〜12月期純利益18%増 DX支援が好調
リコーが7日発表した2022年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比18%増の274億円だった。中小企業向けのデジタルトランスフォーメーション(DX)支援など注力するオフィスサービス事業が好調だった。オフィス向け複合機事業で物流の遅延により欧米向けの受注残の解消が遅れたが、補った。
売上高は20%増の1兆5286億円、営業利益は54%増の396億円だった。オフィスサービスでは、中小企業向けにDXを支援する商品「スクラムパッケージ」の販売が伸びた。10〜12月の販売数は約2万本と同時期としては過去最高となった。23年3月期通期の業績見通しは純利益が88%増の570億円と従来予想を据え置いた。
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