JAL、5月は運航率97% 需要回復見据え減便削減
日本航空(JAL)は7日、5月の国内線運航率(2022年度計画比、便数ベース)を97%にすると発表した。4カ月ぶりに9割を超える見通しだ。新型コロナウイルス禍で低迷する観光や出張などの需要が回復するとみて、減便を小幅に抑える。需要が想定を下回れば、追加減便を行う可能性もある。

7日は5月8~31日の計画を発表した。22路線の605便を減便する。国際線との乗り継ぎも多い成田空港や関西国際空港の発着路線のほか、北海道や沖縄方面の近距離路線を中心に減便する。羽田空港の発着路線は青森線と名古屋線のみ減便し、伊丹空港の発着路線は減便しない計画とした。
4月14~28日に9路線122便を追加減便することもあわせて発表した。4月全体の運航率は87%となった。これとは別に、4月28日~5月9日はゴールデンウイークの需要を見込んで98便の臨時便を設定している。