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カゴメとNEC、トマト農家向けAI支援サービス拡充 

カゴメNECは7日、人工知能(AI)を活用したトマト農家向け営農支援サービスを拡充すると発表した。アプリを使って土壌の水分変化などの異常を把握したり、複数の圃場の栽培状況を簡単に分析したりできるようにした。エリアも従来の北半球に加え、栽培環境が異なる南半球も対象とする。農業のノウハウが乏しくても安定的な収穫につながるとして、トマトの加工品メーカーなどに売り込む。

機能を拡充したのは農業支援システムの「クロップスコープ」。同システムはセンサーや衛星写真を使ってトマトの生育状況や圃場環境を見える化し、AIが水や肥料の適切な量と投入時期をアドバイスする。土壌の水分変化が分かるほか、複数の圃場を比較して分析できる機能などを備える。

多くの農家は専門家から、栽培方法などのアドバイスを受けている。クロップスコープは客観的なデータをもとに、AIを活用して農業のノウハウを助言するもので、「栽培技術の巧拙に関わらず肥料を削減しつつも、安定した収穫量を維持できる」(カゴメ)という。実際にポルトガルの農場では「肥料を平均より約2割減らし、収穫量は約3割増えた」(NEC)。クロップスコープは北半球で使われてきたが、オーストラリアでのテストを踏まえ、南半球でもサービスを展開する方針だ。

トマト加工品メーカーや生産法人などに導入を働きかける。またトマト以外の野菜での活用も目指している。日本でも来年以降、サービス展開を本格化する考えで、農業支援サービスを新たな収益源に育てることを目指している。

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