メルカリ、サービス改善に協力でポイント付与

メルカリはフリマアプリの「メルカリ」で、サービス改善のための作業に参加したユーザーにポイントを付与するサービス「メルワーク」の試験提供を始めた。類義語の確認などの作業を用意し、アプリ内の検索精度の向上につなげる。新型コロナウイルス下で在宅時間が増え、家事などの隙間時間を活用できる仕事への関心が高まっていることを受けて、実験的に始めた。
メルカリのマイページからメルワークにアクセスすると、参加できる「ワーク」が一覧で表示される 。現在は「類義語チェック」の1種類を用意しており、1回20問のワークで2ポイントを取得できる。1日に取得できるポイントの上限は40ポイントで、メルカリ内での買い物や決済サービス「メルペイ」で利用できる。
類義語チェックはスマートフォンに表示される2つの単語が同じ意味かどうかを判断する。例えば「茶色」と「ブラウン」が同じ意味であるといったデータを蓄積することで、アプリ内で「茶色」というキーワードで検索したときに「ブラウン」がキーワードの商品もヒットするようになる。
メルカリ側は検索精度を向上でき、ユーザー側も出品した商品が売れやすくなるといったメリットがある。今後は人工知能(AI)による画像認識の精度を高めるためのワークなどを追加していく予定だ。
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