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京セラ系の新ネッククーラー、高耐久の冷却用素子搭載

ネッククーラー「DNC5000」(出所:京セラインダストリアルツールズ)
日経クロステック

京セラグループの工具会社京セラインダストリアルツールズ(広島県福山市)は4日、首に取り付けて人体を冷やすウエアラブル型ネッククーラー「DNC5000」を発売した。「ペルチェ素子」と呼ばれる、通電すると片面が冷えて片面が温まる半導体によって、夏場の暑い日などに涼感をもたらす。希望小売価格は税込み1万1550円。

U字型の筐体(きょうたい)を首にぶら下げるようにして使用する。首の後ろの部分に2カ所、冷却部が付いており、ペルチェ素子の冷却面がアルミ板越しに人体と触れる仕組みになっている。

ペルチェ素子の他に、U字の両端部分にそれぞれファンを搭載しており、このファンの気流でも体を冷やす仕組みになっている。なお、このファンで吸気した冷気は、ペルチェ素子の放熱面を冷やす役割もある。ファンの強度は、弱・中・強の3段階がある。

ペルチェ素子は、京セラが開発している製品を使う。京セラによると、同社のペルチェ素子は耐久性能が高いだけでなく、冷却の応答性も速く、さらに面上の熱のばらつきが小さいという。

高耐久の理由は、ペルチェ素子が独自の円柱状の半導体素子で構成されているため。この円柱の形状がペルチェ素子に加わる応力集中を緩和し、破損しにくくしているという。応答性の速さと熱のばらつきの小ささは、比熱が低く、熱伝導率が高い銅製の基板で半導体素子を挟むことで実現している。

電動ドライバーをはじめとした電動工具を手掛けている京セラインダストリアルツールズは、「モーター開発に強みがある」(同社)とし、製品内のファンに使われるモーターを自社開発した。モーターを小型軽量化したことで製品全体がスリムになったという。

製品の大きさは長さ195ミリ×幅110ミリ×高さ60ミリで、重さは約180グラムである。バッテリーは内蔵しておらず、USBケーブルを介して外部から給電する。電流容量1万mAh(ミリアンペア時)のバッテリーで給電した場合、約8時間の連続使用が可能だという。

(日経クロステック/日経エレクトロニクス 土屋丈太)

[日経クロステック 2021年6月4日掲載]

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