アクチュアライズ、在宅勤務の指示 60秒音声チャットで
チームの業務をタスクに分け効率化

働き方改革関連スタートアップのアクチュアライズ(大阪市、三島浩一社長)は、在宅勤務中でも上司が部下の業務を「見える化」しつつ、音声や画像を使ってSNS(交流サイト)のチャットのように指示できるシステムの販売を開始した。在宅勤務の業務効率化につなげる。
同社の「チームToDo」に機能を追加した。同ソフトは、在宅勤務中でも従業員の業務の内容や期限などをパソコン上で一覧管理できる。チャットアプリの米マイクロソフト「チームズ」などと比べて、様々なタスク管理の機能とチャットが連携するのが特徴。部下に指示した業務を「ToDo(すべきこと)」として期限順に並べ、どれだけ業務をこなしたかを把握したり、そのまま業務日報に反映したりできる。
ただ、文字だけのチャットでは指示が長文になったり、ニュアンスが伝わりにくかったりすることがあった。一方、通話で呼び出すほどでもない指示も多い。そこで、60秒以内で音声をふき込んで指示を伝えられるようにしたほか、画像を使い「このデザインをこう変えてほしい」といった細かい指示をできる機能も追加した。
ソフトはサーバーなどにアクセスして使うクラウド方式で提供する。価格は保存できるファイル容量などに応じて1人当たり月1300~2300円(税別)。主に中小企業などへの導入を目指す。