フジテック、香港ファンドの臨時総会請求を受領
エレベーター大手のフジテックは6日、香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントから臨時株主総会の招集請求を受け取ったと発表した。オアシスからは、現在の社外取締役6人全員の解任や、オアシスが推薦する候補者7人の取締役選任など6議案が提案されたという。フジテックは対応について「請求の内容を慎重に検討のうえ決定し次第、開示する」としている。
受領は5日付。オアシスはフジテックに対し、社外取締役の選解任のほか株式報酬の付与などの議案について、臨時総会で賛否を諮るよう求めた。創業家との関係などでガバナンス(企業統治)上の問題があるとして1日、臨時総会の招集を求めたと発表していた。フジテックの取締役は全9人で、うち岡田隆夫社長ら社内出身の3人については解任を求めていない。
オアシスはフジテック株を議決権ベースで17.26%保有する大株主。
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