AndroidスマホとPCでデータ交換 使いこなしたい機能
2022年版 Androidは初期設定で使うな!(7)
Android搭載スマホを格段にパワーアップさせるためのノウハウを一挙紹介する連載の7回目。今回はAndroidスマホとパソコン間でデータを快適に転送するワザを紹介する。
ファイルのやり取りをもっと簡単に
ほかのスマホやパソコンにファイルを送る際、わざわざメールに添付したり、ケーブルで接続したりしていないだろうか。実は標準の通信機能を使えば、もっと簡単にファイルをやり取りできる(図1)。また、複数の端末でChromeを利用していれば、ブックマークや閲覧履歴などを共有できるクラウド同期が便利だ。

Androidスマホでファイルをやり取りするなら、Googleドライブを利用するのが手軽だが、クラウドに抵抗感のある人もいるかもしれない。その点、1対1で通信するBluetoothを使えば安心だ。初めに2台のペアリング設定が必要で(図2、図3)、転送速度が遅いのがネックだが、数点のファイルを送る程度ならうってつけ(図4~図7)。ここではスマホとパソコンの例を示したが(パソコン側にもBluetooth機能が必要)、Androidスマホ同士でも可能だ。






「ニアバイシェア」を使いこなす
Androidスマホ同士が近距離データ共有機能「ニアバイシェア」に対応していたら話はもっと簡単になる(図8)。準備は双方でニアバイシェアの機能をオンにするだけだ。

ただし、公開される端末名は標準でGoogleアカウントの登録名になるので、支障があるなら変更しておこう(図9)。

ファイルを送信するには、共有方法として「ニアバイシェア」を選び、相手の端末を指定すればOKだ(図10)。

Chromeならクラウド同期が便利
複数台のスマホやパソコンでChromeを利用しているなら、クラウド同期を有効活用したい(図11)。ブックマークや閲覧履歴を共有でき、1台の端末で入力したパスワードはほかの端末でも自動入力できる(図12)。


連携機能も強化される。URLを相互に送れるので、例えばパソコンで閲覧中のページの続きをスマホで読みたいときに役立つ(図13、図14)。パソコンで閲覧中のページの電話番号にスマホから発信することも可能だ(図15)。



(ライター 五十嵐俊輔)
[日経PC21 2022年2月号掲載記事を再構成]
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