東レ、EVのモーターや電池に使う樹脂を増産 韓国で

東レは6日、電気自動車(EV)のモーターや電池など電装部品回りに使う高機能樹脂「ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂」を増産すると発表した。韓国の生産拠点で製造設備を増設し、2024年12月の稼働を目指す。
投資額は非開示だが、数十億円規模とみられる。韓国拠点で増設する設備は年産5000トン。東レはPPS樹脂を日本の東海工場(愛知県東海市)でも生産している。日本と合わせたPPS樹脂生産能力は2割増の年3万2600トンになる。
PPS樹脂は燃えづらく、強度が強い。電子機器や住設関連部品などにも使われる。EV部材への採用増などで、年率6%以上の成長が見込まれるという。
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