低PBR銘柄の株価上昇率 株主還元拡充銘柄が上位
日本株番付
東京証券取引所は1月、PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る企業に改善を促す方針を示した。時価総額が1000億円以上の日経500種平均株価の採用銘柄(金融・外国株除く)のうち、2022年末時点でPBRが1倍未満だった企業の株価上昇率を調べたところ、業績の改善や株主還元の拡充を発表した銘柄が上位に並んだ。

1位の神戸製鋼所は22年末に比べ6割近く上がった。2月に製品値上げなどで23年3月期の連結純利益が従来予想を上回る見通しと発表し、年間配当も前期並みの40円とする方針を明らかにした。安定的な還元策が好感されたとみられる。
配当の上積みが評価されたのは4位の日本製鉄だ。堅調な業績を背景に2月、23年3月期の年間配当を前期比20円多い180円にすると発表。配当取りを狙う買いを誘ったようだ。
自社株買いも上げ要因だ。2位のシチズン時計は2月、発行済み株式総数(自己株式を除く)の25%超に当たる7500万株(400億円)を上限とする自社株買いを発表している。
