スパイス・ハーブ高値続々 天候不順・人手不足で供給減
「巣ごもり」契機に利用定着、内需堅調で先高観も
[有料会員限定]
料理を引き立てるスパイスやハーブの取引価格が高い。海外産地での天候不順に加え、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う人手不足が相まって供給が減っている。コンテナ不足で海上運賃が高いことも一因だ。半面、日本では「巣ごもり」を契機に家庭での利用が定着し、需要は底堅い。ただ商品価格への転嫁は難しく、スパイスメーカーの収益を圧迫しそうだ。
値上がりが目立つのは中国産の香辛料だ。代表格の一つである唐辛子は、日...