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食品業界の年初比株価下落率 「値上げ力」低い企業が目立つ

日本株番付

原料高が続くなか、食品メーカー各社は2022年に製品の値上げを繰り返している。食品セクターで時価総額が1000億円以上の銘柄を対象に1月4日比の株価下落率をランキングしたところ、「値上げ力」で見劣りする企業の下げが目立った。

下落率2位のキッコーマンは22%安だった。同社の23年3月期の連結純利益(国際会計基準)は前期比5%増の407億円と過去最高を更新する見通しだ。だが、国内のしょうゆの値上げの影響について同社は「売り上げは微増だが、数量は減少した」としている。11月にはトマト調味料や飲料商品などを値上げすると発表している。

4位のプリマハムも値上げの浸透に苦慮している。原材料価格の高騰を受けて2月と9月に主力のハム・ソーセージ商品を値上げしたが、今期の連結純利益は従来の増益予想から一転し減益となる見通しだ。9位の日本ハムも値上げの影響で販売数量が伸び悩む。値上げで家計の負担は増している。節約志向が強まれば、各社の業績にさらに響く恐れがある。

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