帝人の22年3月期、最終黒字に転換 炭素繊維回復
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帝人が12日発表した2022年3月期の連結決算は最終損益が231億円の黒字(前の期は66億円の赤字)だった。最終黒字は2期ぶり。前の期に計上した炭素繊維事業などでの減損損失が減り、21年に武田薬品工業から買収した糖尿病治療薬の販売が好調だった。タイヤ補強材などに使うアラミド繊維関連の工場停止が響き、営業利益は2割減った。
売上高は11%増の9260億円だった。主力のマテリアル事業の売上高が30%...
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