/

住友不動産、羽田空港直結の大型施設 23年1月に開業

住友不動産は6日、羽田空港直結の大型複合施設「羽田エアポートガーデン」を2023年1月に全面開業すると発表した。2つの大型ホテルや商業施設、イベントホールなどからなる。20年4月の開業予定だったが、新型コロナウイルスの影響で20年夏に延期し、空港利用者の大幅な落ち込みが回復しないことなどを受け、再延期していた。

施設は地上12階建てで、羽田空港の第3ターミナル(旧国際線ターミナル)ビルに直結する。目玉のホテルは「ヴィラフォンテーヌ」ブランドで、最高級の「ヴィラフォンテーヌ プレミア」と高価格帯の「ヴィラフォンテーヌ グランド」の2つを運営する。合計の客室数は1717室で日本国内の空港周辺では最大規模となる。ホテルは複合施設の全面開業に先立ち、22年12月に開業する。

プレミアは全160室で、広さは33~173平方メートルの6タイプを用意した。グランドは1557室あり、広さは18~42平方メートル。12タイプを設けた。1室の価格はプレミアが1泊4万円台からを想定し、グランドは2万円台からとしている。

訪日客や空港利用者などを対象に、屋上には富士山や飛行機を望める24時間営業の温浴施設も設けた。商業施設には土産物や旅行グッズを扱う物販と飲食店が約90店舗入る。羽田と都内の主要駅や京都など国内の観光地を結ぶバスターミナルもあり、将来は一日約800便が発着するという。

大規模な展示会や国際会議を想定し、1000平方メートル超のイベントホールや会議室も備える。6日開いた内覧会で、住友不動産ヴィラフォンテーヌの桝井俊幸社長は「羽田空港のエアポートホテルは以前から少ないため、観光客を中心に国内外の宿泊需要が期待できる。複合施設として早期に黒字化を目指す」と語った。

ビジネスセクション

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

新型コロナ

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません