年末年始の旅行者数、コロナ前比7割 JTB調べ - 日本経済新聞
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年末年始の旅行者数、コロナ前比7割 JTB調べ

JTBは6日、年末年始期間(23日~23年1月3日)の旅行動向見通しを発表した。旅行者は計2115万人と、新型コロナウイルス禍前の19年度と比べて約7割の水準を見込む。21年度と比べると300万人ほど増える見込みだが、円安や燃油高といった向かい風の吹く海外旅行を中心に回復途上にある。

アンケートや販売状況、航空会社の予約状況などから予測した。調査期間は11月11~17日。事前調査を1万人に実施して、このうち「旅行に行く、多分行く」と答えた1319人に本調査もした。

国内旅行の人数見込みは21年度と比べると17%増え、19年度比では72%の水準にとどまる。海外旅行は15万人で19年度比で18%の水準。政府は出入国に関する水際対策を緩和したため海外旅行は再び身近になったものの、足元で続く円安環境や燃油サーチャージの値上げなどを受けて割高感が強まっている。アンケートでは海外旅行を控える理由として「国際情勢や感染症への不安」も多く挙がった。

1人あたりの旅行費用は国内旅行で3万7000円と19年度や21年度と比べても上昇する。北海道や沖縄といった遠方の旅行先の割合が増えたほか、宿泊先として実家や知人の家ではなくホテルを選ぶ人が多い。旅行形態も一人旅が減り、家族旅行が増えた。海外旅行は26万円と19年度比29%増。

今後の懸念は新型コロナの「第8波」の影響だ。アンケートでは感染拡大した場合について「予定通り出かける」が65%を占め、「延期または中止する」は14%にとどまった。JTBは「全国旅行支援は27日宿泊分まであるため、今後の申し込みにも期待できる」とコメントした。

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