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非鉄大手が相次ぎ上方修正、EV需要増で銅など価格上昇

住友金属鉱山三菱マテリアルなど非鉄大手で上方修正が相次いでいる。新型コロナウイルス禍からの経済回復が進み製造業を中心に金属需要が増え、銅などの価格が上昇した。自動車や半導体向け高機能材も伸びている。

住友金属鉱山は6日、2021年4~9月期の連結純利益(国際会計基準)が前年同期比4.5倍の780億円になりそうだと発表した。従来予想を220億円上回り、増益幅が拡大する。主力の銅やニッケルの価格が大きく上昇している。「脱炭素や電気自動車(EV)化が追い風になる。銅需要はしばらく堅調」(金山貴博常務執行役員)といい、22年3月期の通期見通しは21年4~9月期決算時に見直す予定だ。

三菱マテリアルは同日、22年3月期の連結純利益が前期比52%増の370億円になりそうだと発表した。従来予想を170億円上方修正し、一転増益となる。電気銅の生産や自動車部品に使う伸銅品が堅調に推移している。4~6月期の純利益は前年同期比38倍の169億円だった。

三井金属DOWAホールディングスも22年3月期の業績見通しを上方修正した。三井金の純利益は17%減の370億円の見通し。従来予想を150億円上回り、減益幅が縮小する。金属価格の高騰に加え、世界シェアが約9割の半導体パッケージ基板向け極薄銅箔の販売増を見込む。DOWAの純利益は92%増の420億円と120億円上回る。電子部品に含まれる銅などのリサイクル事業が堅調に伸びるとみる。

銅は指標となるロンドン金属取引所(LME)の3カ月先物価格が5月に10年ぶりに最高値を更新。足元でも前年の同時期と比べ約5割高い1トン9500ドル程度で推移している。

国際エネルギー機関(IEA)は、EV関連の銅の世界需要が40年に20年の11倍になると試算する。電動車はガソリン車の3倍程度の銅を使用するとされる。SMBC日興証券の山口敦氏は「EVや再生エネルギー普及に向けた電線需要などへの期待がある」と話す。

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