三井物産、インドの風力・太陽光発電計画に出資

三井物産は6日、インドで太陽光発電や風力発電を組み合わせて電力を安定供給するプロジェクトに参画すると発表した。現地の再生可能エネルギー事業者と設立する合弁会社を通じて4カ所に発電所を建設する。総発電容量は130万キロワットで、三井物産の再エネ事業では最大規模となる。出資額は非公表で、総事業費は約13億5000万ドル(約1650億円)という。
2023年8月の本格稼働を目指す。合弁会社は現地の太陽光発電公社に対して40万キロワットを24時間安定的に供給する契約を結ぶ。再エネは日照量や風量などによって発電状況が不安定になるが、複数の立地に発電所を設けたり蓄電システムを活用したりして安定供給を目指す。同様の枠組みの大規模な再エネ事業は「世界でも珍しい」(三井物産)という。