アサヒ飲料、「ウィルキンソン」で20~30代向け新商品
アサヒ飲料は7日、無糖の炭酸水「ウィルキンソン」シリーズの新商品を3月15日に発売すると発表した。「ウィルキンソン タンサン #sober(タグソバー) スパイシーレモンジンジャ」は20~30代を主要想定顧客に据え、あえて酒を飲まない「ソバーキュリアス」と呼ぶ趣向の人に向けて訴求する。

原料にスパイスを使用してピリッとした辛味のあるレモン味が特徴だ。内容量は450ミリリットルのペットボトルで、希望小売価格は103円。自動販売機を除く全国のスーパーやコンビニエンスストアなどで取り扱う。年間100万ケースの販売をめざす。
ウィルキンソンブランドの2021年の出荷数量は前年比5%増の3108万ケースだった。22年は21年比7%増の3320万ケースを目指す。アサヒ飲料によると購入者の5割超が40~50代である一方、20~30代は全体の4分の1で開拓余地があると考えた。タグソバーブランドで今夏以降、新しい味の第2弾を投入する予定という。
炭酸水市場は右肩上がりで増加している。同社では21年の約6000万ケースから30年には1億ケースになる試算もある。新型コロナウイルス禍で在宅時間中の気分転換や酒の割り材としての需要が増えている。同社は30年までに炭酸水で5000万~6000万ケースの販売数量を目指す。
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