新電力、新規契約停止相次ぐ 燃料高で電力調達費かさむ
700社超乱立、淘汰加速へ
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ガスなどの燃料高が電力の取引価格を押し上げ、自前の発電設備が乏しい新電力の経営をむしばんでいる。卸電力市場からの調達価格が顧客への販売価格を上回る「逆ざや」状態に陥る事業者が続出。電力プランの新規契約を停止する動きが相次ぐ。経営環境が悪化する中、700社超が乱立する新電力の淘汰が加速しそうだ。
2017年2月設立の新電力、グリーンピープルズパワー(GPP、東京・新宿)は22年1月、法人向けの高圧...