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武田薬品が治験中断 睡眠障害の治療薬候補、安全性懸念

武田薬品工業は6日、睡眠障害の治療薬候補について、臨床試験(治験)を中断すると発表した。治験中に投薬した患者への安全性の懸念が生じたためで、第2段階の治験を中止する。今後はリスクを考慮し、2023年3月までに予定している最終段階の治験を行うか判断する。ピーク時の年間売上高が最大40億ドル(約4400億円)を見込む大型薬候補とされ、有効性を示すデータも一部出ている。

治験中断を発表したのは「TAK-994」。突然眠気に襲われる睡眠障害「ナルコレプシー」を対象に、100人超の第2段階の治験を2つ実施していた。詳細は明らかにしていないが、投薬により患者の健康を著しく害する懸念が生じ、第2段階の治験中止を判断した。「開発の中止は決定していない」(同社)

同候補薬は睡眠障害向けの開発で最も進んでおり、米食品医薬品局(FDA)により審査を優先する「画期的治療薬」に指定されている。武田は31年3月期までに売上収益5兆円の目標を掲げており、最も貢献が期待される新薬候補の一つだ。TAK-994のほかにも、同じ成分で2つの候補品の開発が進んでいる。

6日11時時点の東京株式市場では、武田株は前日比215円(6%)安の3352円まで急落している。

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