便潜血検査、大腸がん死亡6割減 精密検査も重要
がん社会を診る 東京大学特任教授 中川恵一
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新型コロナウイルス感染症拡大はがん検診の受診控えを起こし、がん患者数が(みかけ上)減るというショッキングな結末をもたらしました。
2020年の検診受診率は、コロナ前と比べて3割近く、21年は多少盛り返したものの約1割の減少となりました。ただ、22年の状況はまだ明らかになっていません。
オリンパスは6月、全都道府県別の40~60代男女計1万4100人を対象に「がん検診受診に関する意識調査」を実施し...